映画から、その国ならではの文化的背や国民性がわかります。
北欧の映画には、子供目線で作られた映画がたくさんあります。子供にとっては毎日が冒険で、夢は叶うもの。
今回はフィンランドの『オンネリとアンネリ(Onneli ja Anneli)』シリーズです。
この映画は
にぜひ見て欲しいです。
オンネリとアンネリシリーズってどんな作品?
出典:「オンネリとアンネリのおうち」劇場予告
『オンネリとアンネリ』は、サンタクロースの国 フィンランドに生まれ、長く愛され続けている人気児童文学です。
作者は” マリヤッタ・クレンニエミ”さん。
映画は、全部で3作あります。

見ると幸せな余韻に浸れる『オンネリとアンネリ』
気分が上がりますよ。
オンネリとアンネリ 正直な二人におこるステキな奇跡の物語

ベストフレンドのオンネリとアンネリ。
両親が離婚して2つの家を行き来するアンネリ。大家族で自宅に居場所がないオンネリ。それぞれの家庭の事情で家族から忘れられがちな二人ですが、二人でいれば楽しくて幸せです。
ある日、二人はバラ通りで封筒の落とし物を拾います。封筒にはこんな文字が書かれていました。
「正直ものにあげます」
”オンネリとアンネリのおうち ”
不思議な封筒に導かれて、ちょっと寂しかった二人は、二人の少女のための可愛いおうちに住むことになります。
女の子の夢が詰まったおうちを舞台に、不思議な隣人や優しいお巡りさんを巻き込んで、色々な騒動がおきます。でも、最後はいつも幸せな結末で終わる、正直で幸せな物語です。
出来事には必ず理由があるわ
”オンネリとアンネリのおうち ”
バラの木夫人が二人に言ったこの言葉が、物語を通して出てきます。
私達の毎日の出来事にも何か理由があると思うと、一つ一つの出来事がとても愛しく大切に思えてきますよね。
北欧フィンランドらしい色使いに癒される

『オンネリとアンネリ』 の舞台は自然豊かなフィンランド。
北欧の夏。人々は森にハイキングに行ったり庭にお花を植えたりして、身近な自然を目いっぱい楽しみます。
一方、冬は厳しくて長いため気分がふさぎがち。インテリアやお洋服に明るい色を使って気分を明るく上げるのだそうです。
鮮やかな花柄プリントが印象的なフィンランドのマリメッコや、明るい色合いが素敵でつい長居していまうスウェーデンから来たイケア、可愛いカラフル雑貨にワクワクが止まらないデンマークのフライングタイガーなど北欧出身のお店は、色にあふれていますよね。
そう、この映画の見どころは何と言っても、色使い。
植物や花などの自然・インテリア・お洋服や小物など、映画全体が明るくパステルな色使いで、女の子が夢見る様な可愛い仕上がりとなっています。
映画全体を通して、幸せな明るい色使いの『オンネリとアンネリ』。見終わった時にはきっと幸せな気分になっているはずです。
可愛いフィンランド語を聞いてみよう

フィンランドの言葉には、 可愛い響きのものが沢山あります。
この映画の中にも可愛い言葉がいっぱいです。
MOI!(モイ!)
一番たくさんで出来て、すぐに使えるのが、この「モイ!」です。フィンランド語の”こんにちは”です。ちなみに「モイモイ!」と2回続けて使うと、バイバイになります。
すぐに使えそうですね。
KITTI!(キッティ!)
フィンランド語の”ありがとう”です。ありがとうは、「KIITOS(キートス)」が一般的ですが、「キッティ」のほうは、より親しい人に使われます。
IHANA!(イハナ!)
フィンランド語の”かわいい~”です。 女の子が使う言葉なので、男性は使いません。
北欧フィンランドのハッピーな映画 オンネリとアンネリのまとめ

北欧の人たちは、どんな場面でも個人を尊重します。
友達と一緒にハイキングに行く時もランチを食べる時も、同じ空間にいればそれぞれが好きな事をしていてもいいんです。
そして人として独立している事が求められます。それは、子供に対しても同じようです。
オンネリはとアンネリもそれぞれの事情から、二人で住み始めて家族を新しいおうちに招待するまで、家を出たことを家族に気が付かれずにいました。
お話だとしても、こんなに小さな女の子が2人だけで住むなんて!と、最初は驚きました。
でも、北欧文化の背景からすれば、それほど不思議な事でもないのかもしれません。
きちんと、そして楽しく生活する二人はとても頼もしく力強く見えました。
オンネリにはアンネリがいます。
アンネリにもオンネリがいます。
何をするにも二人一緒、(お隣に住む姉妹も同じなんです)楽しいことは二倍に悲しい事は半分になります。
仲良しがいるのっていいですね。
映画『オンネリとアンネリ』、あなたの大切な人と一緒に見てください。
モイモイ!!
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