私は英語をはじめとする世界の言葉と世界の文化が大好き。これまで5回 海外でホームステイを経験し、10カ国以上の国からゲストを受け入れて来ました。
日本には素晴らしい文化が沢山あります。
日本にホームステイに来てくれるゲスト達は、日本の文化が好きな人か、何かのきっかけで日本に興味を持ってくれた人だと思います。

日本のいい所を紹介して、もっと日本を好きになって帰ってもらいたいな。
この記事では、私が今までにゲストに体験してもらって喜んでもらえた文化体験を7つご紹介します。
日本文化体験は、お手軽に自宅で出来ることから、体験できる場所に連れて行って体験してもらうことまで色々です。
体験できる場所に連れて行ってあげると、周りの雰囲気とも相まってより楽しめます。
では詳しく説明していきましょう。
自宅で出来る日本文化の紹介
【書道】ゲストの名前を墨で書いてあげよう!

外国の人は漢字が好きな人が多いんです。
ゲストの名前の発音に漢字の当て字を選んで書道で書くと、特別な思い出になりますよ。
書道のお道具は、本格的なものでなくても大丈夫。
私は息子達が小学生の時に買った、習字の道具を使っています。
筆などはだんだんへたってくるので、買い足していますが、今はダイソーなどの100円ショップに筆やすずり、下敷き、文鎮などのお道具や半紙、墨汁も売っています。
たまに使うものであれば、そういうものでも大丈夫です。
名前に使う漢字は自分で考えてもいいですが、便利なサイトもあります。
外国の人って、画数の多い漢字が好きみたいです。
こういうサイトで出てくる漢字は凝ったものが多いので、参考になるかもしれません。
私は漢字の意味を大切にしたいので、自分で考えることが多いです。

自宅に飾りたいので、しっかりした紙に書いて!
と頼まれた時は色紙が便利です。

『書いてもらった名前は自宅に飾っています。』と写真をもらった時は嬉しかったです。
【折り紙】きれいな和紙で”折り鶴”を追ってあげよう!

持ち運びが簡単でお手軽なのに、ゲストにびっくりしてもらえるのが折り紙です。
折り鶴や風船や手裏剣など、子供達とよく作りました。

ちょっと頑張って端まできれいに折ると、日本人は器用なんですねって言ってもらえて、
嬉しいんです。
キレイな折り紙は、100円ショップのものでじゅうぶん。
伝統的な柄の和紙折り紙や折ると富士山になる様に印刷されているものもあって、色々そろえると楽しいですね。
折り紙をあまり折ったことがないという人には折り紙のサイトや動画もあります。
練習してゲストと一緒に折ってみてくださいね。
【日本の遊び】竹とんぼやけん玉、コマなど昔の遊びも風情があります。

日本には、昔ながらの遊び があります。
竹とんぼや竹馬、けん玉、コマ、だるま落としなどです。
ご存じですか?
私の父は昔遊びの名人だったので、竹とんぼや竹馬を作ってくれたり、けん玉やコマがとても上手でした。
自作は難しいですが、けん玉やだるま落としは駄菓子屋さんや100円ショップ、ネットでも購入できます。
お子さんがいるお家では、昔の遊びを体験するいい機会となりますよ。
自宅以外で出来る日本文化の紹介
【お茶体験】薄茶なら飲みやすい。きれいな和菓子も喜ばれます。

練り切りなど、きれいで美味しい和菓子も日本を代表するものですね。
自宅で緑茶を丁寧に入れてもいいですが、お茶の体験が出来る日本庭園やお茶の教室などに行くと雰囲気も含めての日本体験ができます。
着物を着てお茶体験をしたイタリアの男の子は、薄茶がお気に入り。桜の水菓子とどら焼きを楽しく頂きました。
私はキャンプに行くこともあるのですが、ピクニック感覚で、お茶を外でいただく事があります。(野点=のだてと言います)
解放感があるからでしょうか。
外で食べるご飯が美味しいのと一緒で、外でいただくお茶は格別です。
公園などにゲストを連れて行って、外で野点も素敵な思い出になりますね。
野点のセットはお手軽に手に入れることができます。
余談ですが、私は会社でちょっとだけ茶道のサークルに入っていたことがあります。
その時の茶道の先生は、和菓子に限らずシュークリームや有名なクリームパンなんかもお茶請けに用意してくれました。

濃茶と洋菓子の組みあわせはとても美味しくて、お茶の時間が毎週楽しみでした。
難しいことは考えず、ゲストに楽しんでもらうことが一番ですね。
【着付け】伝統的な着物や浴衣で写真を撮ってあげよう!

着付けは日本好きなゲストにとっては、ぜひ体験してみたい事の一つのようです。
ゲストが家にきた時は、私の母に着付けをしてもらいました。
地域十数家族で受け入れした時は、受け入れ団体が着付けをする機会を作ってくれて、ボランティアの方が浴衣を着つけてくれて写真を撮りました。
お家に着付けのできるお母さんやおばあちゃんがいたり、友人が着付けが出来る人がいるならお願い出来るのですが、身近にそういう人がいない時には便利なサービスもあります。
観光地によくあるサービスなのですが、お店で着付けをしてくれて、着たまま1日観光ができます。
うちの子は浴衣に興味のない男の子だったので、残念ながら着付けはしたがらなかったのですが、
同年代の女の子はゲストの子と一緒に着付けてもらって沢山写真を撮りました。

憧れの浴衣を着て浅草を歩くことが出来て、とても嬉しいかったわ。
普段なかなかできない体験なので、ゲストだけでなく一緒に観光をする日本人の私たちにも珍しく、楽しい思い出となりました。
【日本のイベント体験】お花見、盆踊り、お祭り。イベントは特別な思い出になる。

今は時期的にお祭りなどのイベントが自粛となっていますが、地元の盆踊りや地域のお祭りは、日本を知ってもらう良い機会となります。
春はお花見。

日本の桜はビューティフルです
外国の人にとって、桜、特にソメイヨシノは圧巻らしく、とても喜んでくれます。
焼きそばやちらし寿司、唐揚げ、お団子などを友人たちと持ち寄って、華やかな桜の下でするお花見は、春に来るゲストにはぜひ経験させたいイベントです。
夏は盆踊りや花火大会。
夏に来るゲストは、地域の盆踊り大会に連れて行きます。
浴衣を着て一緒に踊ったり、和太鼓をたたかせてもらったりしました。

ゲストのアメリカの男の子はドラムをやっていたので、和太鼓をたたく姿が様になってカッコよかった♡日本の女子たちの目が♡になっていました。
そして、夏と言えば花火大会ですね。
近所の河原で並んで見たり、ホームステイの日程が合うときは、友人のリビングに集まって食事をしながら見たりしました。
花火は特に楽しい思い出が一杯です。
秋は、お祭り。
秋は、お祭りが盛り上がります。
ゲストにはお神輿(おみこし)を担いでもらったり、山車(だし)を引いて一緒に町をねり歩きました。
お祭りのはっぴを着てもらうこともありますが、背が高く大柄なゲストが多いので、サイズ次第です。
お祭りにつきもの、縁日や露店も、日本的で喜んでもらえます。
今住んでいる地元には、夏に七夕まつりがあります。豪華絢爛な山車が出て、これも楽しいお祭りです。

笹飾りの下で食べた”たい焼き”は、マシッソヨ(美味しかった)。
冬はお餅つき。
冬は、町会や保育園などで、お餅つきをするところが多かったので、ゲストをよく連れていきました。
杵(きね)と臼(うす)でお餅つきをするのが初めてのゲストがほとんどなので、とても楽しんでくれます。
つきたてのお餅をあんこやきな粉、大根おろしで食べるのは美味しいですよね。

私もつきたてのお餅は大好き。
【学校で交流】小学校や中学校で日本文化を紹介してもらおう!

小学生や中学生がいる家庭なら、担任の先生に相談して、学校で日本を紹介する授業をしてもらうのもいい思い出になります。
子供が小学生の頃は、数か月前に先生に相談しておいて、国際理解授業をしてもらいました。
”国際理解授業”は外国からきたゲストだけでなく、学校の生徒たちにも楽しい交流体験になります。

授業は日本らしさが出ていてとても楽しかったな。給食の時間は特に新鮮でした。
これは、日本ならではの光景のようで、生徒が給食着を着て準備、みんなで同じものを一緒に食べる様子が新鮮に映っていたようです。

大人になって給食が食べられるなんて、私もとても幸せな時間を過ごせました。
ホームステイ受け入れで日本文化を紹介すると日本が見えてくる!

日本に来たゲストに、日本を紹介したい。楽しんで、もっと日本を好きになってもらいたい。
そんな気持ちで、毎回いろいろ考えていました。
今回は、その中でゲスト達から評判の良かった7つの日本文化体験をご紹介しました。
★自宅で紹介出来る日本文化★ ①書道 ②折り紙 ③日本の遊び ★自宅以外で体験できる日本文化★ ④お茶体験 ⑤着付け体験 ⑥日本のお祭り ⑦学校で国際交流
ゲストが来る時期にちょうど良いイベントがあれば楽しいですが、出来る範囲で大丈夫。
大切なのはおもてなししたい、ゲストに日本を好きになって欲しいという気持ちだとと思います。
日本を紹介する機会があったら、ぜひいろいろ挑戦してみてくださいね。
ゲストに日本を紹介する事は、あなたにとっても日本を知るよい機会となりますよ。

日本のいい所たくさん紹介してみてくださいね!
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