【海外の文化】デンマーク流ヒュッゲと幸せを感じる暮らし方おすすめ3選

デンマーク流ヒュッゲな暮らし 海外の文化

こんにちわ。いろはもみじです。

もみじ
もみじ

私は英語をはじめとする世界の言葉と世界の文化が大好き。

これまで5回 海外でホームステイを経験し、

10カ国以上の国からゲストを受け入れて来ました。

デンマークで1年間の職場研修を受けて帰国した友人から聞いた言葉、Hygge(ヒュッゲ)。

周りの同僚やステイ先の家族が頻繁に使い、とても大切にしていた言葉がヒュッゲだと言うのです。

友人
友人

説明しづらいんだんけど、デンマークの人たちは、Hygge(ヒュッゲ)を大事にしていて、

私もいい言葉だなって思ったのよね。

日本にも『 わびさび 』の様な、その国に生まれてその環境で育ったから肌感覚でわかる言葉があります。

友人から聞いて初めて知った、デンマークのHygge(ヒュッゲ)。

『心の安らぎを感じること』『大好きな人たちと過ごす時間』『守られている感じ』『好きなものに囲まれた幸せ』そんな空気や経験を表す言葉は、デンマークの人たちを幸せにする為になくてはならない、知れば知るほど奥深い言葉でした。

  • 最近幸せを感じられない。
  • 忙しくて何のために仕事をしているのか分からなくなってきた。
  • どうすれば幸せになれるんだろう。

そう思っているなら、幸せを感じるデンマークのHygge(ヒュッゲ)をぜひ知ってください。

Hygge(ヒュッゲ)の国、デンマークってどんな国?

デンマークってどんな国?

デンマークといえば、北欧諸国の一つです。

デンマークの私のイメージは、LEGO(レゴ)が生まれた国。
そして『人魚姫』や『マッチ売りの少女』などの童話を書いたアンデルセンの国でもあります。

デンマークは、日照時間が7時間、平均気温が0度。
そんな厳しい環境にも関わらず、国際連合が2012年から毎年発表している、世界幸福度報告では、デンマークは常に上位に選ばれており、2021年度はフィンランドに次ぐ2位でした。

世界幸福度報告(英語:World Happiness Report):国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度調査のレポート

デンマークの幸福度ランキングが高い理由
  • ワークライフバランスがいい
  • 治安が良い
  • 充実した医療制度(国民誰もが無料)
  • 教育制度(大学も無料)
  • 職業など男女平等で自由度が高い

幸せな理由はいろいろ考えられますが、デンマークの人が大切にしている、Hygge(ヒュッゲ)の考え方に一番の理由があるとも言われています。

デンマーク語のヒュッゲは、いったいどういう意味なの?

ヒュッゲという言葉

Hygge(ヒュッゲ)という言葉は18世紀から存在しています。

名詞でも動詞でも形容詞”Hyggeligh” でもあり、いろいろな使われ方をする言葉です。

Hygge(ヒュッゲ)は、ウエルネスかつ満足な感情がもたらされ、居心地がよく快適で陽気な気分であることを表現するデンマーク語およびノルウェー語である。

Wikipediaより
もみじ
もみじ

人が感じる気持ちを表す言葉で、

心配がなく安心な気持ち、心が安らぐ幸せな気持ちのことを表します。

それは、居住空間や自分の身の回りにあるお気に入りのものによる物理的な心地よさ

家族や友人、ペット、自然など周りとの心理的な一体感からくる感情などです。

書籍からわかるデンマークのヒュッゲ

日本人向けに書かれたHygge(ヒュッゲ)に関する本を2冊ご紹介します。

『Hygge(ヒュッゲ)北欧生まれの「世界一幸せなライフスタイル」実践法』ピア・エドバーグ著

世界一幸せなライフスタイル

筆者は、両親と共にカナダのバンクーバーに暮らすデンマーク人の女性 ピア・エドバーグさん。

デンマークで生まれた彼女は、両親とともにカナダへ移住しました。

幼少期は両親のもと、安らぎに満ちた暮らしをしていた彼女でしたが、様々な不幸を経験し子供の頃のあふれる自信を無くしてしまいます。

幸せになる方法をに模索した末、彼女はミニマリズムの考え方に行きつきます。
持ち物も住む家も小さくして、簡素な生活は思考がクリアになり、ストレスは減りました。

しかし、”何か足りない感覚”を覚えます。

それを埋める考え方こそ、幼い頃から家の中にあった、心地よさとかくつろぐ感覚、故郷デンマークのHygge(ヒュッゲ)だったのです。

彼女はこの本の中で、心地いい暮らし、ヒュッゲの見つけ方を提案し、その実践をすすめています。

途中途中に、ヒュッゲに結びつく『著名人の一言』や『ことわざ』が入り、よりヒュッゲを理解するのを助けています。

もみじ
もみじ

この本には人生の試練にぶつかっている人が少しでも前向きになれる様なヒントがつまっています!

筆者が物を減らして片つける際の参考書として、日本人にはお馴染みの 近藤真麻理恵(こんまりさん)の著書『人生がときめく片付けの魔法』をおすすめしています。

こんまりさんの本は以前からベストセラーとなっていますが、最近ではアメリカのドキュメンタリーも人気で、可愛らしいのに影響力がとても大きい人です。

デンマークの人にまで影響力のあるこんまりさん、同じ日本人として、ちょっと誇らしく感じてしまいました。

『日本でヒュッゲに暮らす』イェンス・イェンセン著

日本でヒュッゲに暮らす

筆者は鎌倉に住むデンマーク人、イェンス・イェンセンさん。

冒頭は、幼少期の幸せなヒュッゲの思い出語りからはじまります。

寒い秋の夜。
薪ストーブのぱちぱちはぜる音。
暖かい紅茶に焼き上がったばかりのパウンドケーキ。
家族との団欒。

こんなちょっとした『心地よい時間』『こころがほほ微笑むような時間』の事をHygge(ヒュッゲ)と言います。

ヒュッゲはいつでも誰でもお金がなくても手に入るもの。

特別な条件はないがHygge(ヒュッゲ)にはなりやすい場面なりにくい場面があるとのこと。

  • ヒュッゲは大忙しの朝にはない。ヒュッゲにはゆとりが必要である。
  • ヒュッゲは初対面の人とはなりにくいが、家族とは一番なりやすい
  • お気に入りの喫茶店なら、一人でも感じることがある

筆者は、友人からよく聞かれるそうです。

友人
友人

なぜ幸福度調査上位のデンマークを出て、”世界幸福度報告”では下の方の日本でくらしてるの?

イェンセンさん
イェンセンさん

日本のほうが暮らしやすいからですよ。

彼は、著書の中で、デンマーク流のヒュッゲに日本のヒュッゲを加えて紹介しています。

  • ヒュッゲなインテリア
  • 美味しい時間のヒュッゲ
  • 心が触れ合うヒュッゲ(人、自然、時には自分と)

そして私たちがヒュッゲを生活に取り入れる方法を提案します。

ちょっとずつ、実験的にやってみたらどうだろう?

『日本でヒュッゲに暮らす』 本文より

日本にもヒュッゲは見つかりますが、それを感じる”気持ちの余裕”が足りない気がします。

もみじ
もみじ

私も筆者の提案のように実験的に少しづつ、Hygge(ヒュッゲ)を感じて豊かに生きることをやってみます。

日本でHygge(ヒュッゲ)を感じるには

インテリアでヒュッゲする

ヒュッゲなインテリア

インテリアで気軽にHygge(ヒュッゲ)を取り入れる方法に、キャンドルがあります。

キャンドルの炎を見つめていると、リラックスできます。
実は、不規則にゆらぐ炎にはアルファ波を出す効果があります。そんなキャンドルにはよい香りの物も多く、身近なヒュッゲとして人気があります。

暖色系の照明Hygge(ヒュッゲ)です。

複数の照明を高低差をつけて取り入れると、ヒュッゲな空間が出来上がります。
今の日本は、まだまだ明るい照明が主流ですが、若干暗めのほうがヒュッゲな感覚が増します。

そして、ヒュッゲは冬により感じやすくなるそうです。

デンマークのヒュッゲは暖炉ですが、日本に欠かせないヒュッゲといえば、湯たんぽこたつ。日本のヒュッゲもいいですよね。

日本には四季があり、季節ごとのHygge(ヒュッゲ)があります。

夏の風物詩、風鈴蚊取り線香、などは日本ならではのホッとするヒュッゲです。日本人なら慣れ親しんだ幸せな景色です。

インテリアには季節感も取り入れて楽しみましょう。

美味しい時間でヒュッゲする

美味しい時間

Hygge(ヒュッゲ)は特別ではなく日常にあります

特別なご馳走ではなく、慣れ親しんだメニューがいい!と言われています。

日本人なら、手巻き寿司やお鍋など、みんなでワイワイ囲める料理でしょうか。

家族みんなで今日あった事を共有しながら、一緒に食べる食事はとてもヒュッゲです。

週末には、子供達と一緒にパンケーキやワッフルを作ってみるのもいいし、日本人なら、お好み焼きやタコ焼きも楽しいですね!

そして、Hygge(ヒュッゲ)な時間は誰と食べるかがとても重要です。

もみじ
もみじ

私は親しい友人や海外から来たゲストと持ち寄りパーティをします。

それぞれの得意料理を1品づつ持ち寄って、おしゃべりをする。

人とつながる事が私のヒュッゲです。

そして、忙しい仕事の合間にも、ほっとする瞬間があります。お茶と甘いものは気持ちと頭をゆるめてくれます。

デンマークと同じ、北欧のフィンランドには『コーヒーの時間を取らなくてはいけない』という面白い法律があります

初めて知った時には驚いてしまいましたが、Hygge(ヒュッゲ)が生活に根付いている北欧ならではの素敵な法律ですよね。

自然とのふれあいでヒュッゲする

自然とのふれあい

自然の中はHygge(ヒュッゲ)を感じやすい場所です。

日本にはデンマークの様に近くに森はありませんが、公園の緑ベランダガーデニングなど身近な自然に癒されます。

日本人だからでしょうか。富士山が見えると、気持ちが温かくなり嬉しくなります。小さな頃から慣れ親しんだ富士山は、日本人にはヒュッゲな風景ですね。

また、週末の自然の中でするピクニックやバーベキューなど、外ごはんキャンプは、ヒュッゲを感じられる良いチャンスでもあります。

キャンプに行くと、エビフライの様な形の松ぼっくりが落ちている事があります。それはリスが近くにいる証拠。リスが食べられない部分だけ残した松ぼっくりは、エビフライ様な形になるのです。

子供たちが小さな頃はよく持ち帰って飾ったりしました。個人的に思い出が詰まっている私のヒュッゲです。

もみじ
もみじ

見つけると、リスに会えるかも!とワクワクします。

家の中でも自然を感じることができます。

大きめの観葉植物を置いたり、季節感が感じられる枝ものを飾るのも、身近な自然を感じヒュッゲになる方法の一つです。

デンマーク流ヒュッゲな暮らしのまとめ

デンマーク流ヒュッゲな暮らし

デンマークには Hygge(ヒュッゲ)という素敵な言葉があります。

『心地よい時間』『こころがほほ微笑むような時間』のことをヒュッゲと言いますが、ヒュッゲは意識して作ったり感じることができます

ヒュッゲを感じやすい環境を作るのも良い方法です。

ヒュッゲを感じやすい環境
  • インテリアをくつろげるようにする。
  • 照明は暖色を選ぶ。
  • いい香りのアロマキャンドルを灯す。
  • 心を癒す存在、ペットを飼う。
  • 空気を浄化する観葉植物を置いてみる。

ヒュッゲを感じるには時間の余裕が必要なので、家族や親しい人たちと温かい時間を過ごす努力をすることも大切です。

『最近幸せを感じられないな…』と思っているなら、あなたに必要なのはデンマークの Hygge(ヒュッゲ)なのかもしれません。

もみじ
もみじ

デンマーク流ヒュッゲで、幸せを感じられる豊かな時間を増やしましょう!!


またね。Vi ses!(ヴィシィース)

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