海外に旅行やホームステイに行ったとき、冷たくされていると感じたり、キツイ言い方をされて落ち込むことはありませんか?
そんなことがあると、その国やそこで会った人が嫌いになることもあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
それって、ちょっともったいないかも。
その人が嫌な人なのではなく、文化的背景(国の習慣)の違いによる、すれ違いなのかもしれません。
文化の違い?夜遅くまで勉強するな!って、いじわるですか?

日本人でも、外国の方の振る舞いが日本の文化から外れていると、ちょっと嫌だなと感じるとがありますよね。
悪気はなくても、その国の普通から外れるのは、どうしてもマイナスのイメージを抱きがちです。
フランスにホームステイに行った友人が、夜遅くまで勉強していた時、夜は10時くらいで勉強はやめなさい。電気がもったいない。とホストマザーからたびたび注意を受けました。
自分は、少しでも勉強についていきたくて頑張っているのに、勉強するななんて、自分が日本人だから意地悪をしているんだなと悲しくなったと言っていました。
でも、帰国してそのことをフランス文化に詳しい友人に話していた時、気が付いたそうです。
フランスは電気や水の供給が日本に対して潤沢ではなく、廊下の電気も人が通る時だけ自動でつく国。
ホストマザーが、遅くまで勉強するなと言っていたのは、本当に意地悪ではなく”電気を大切にする国、フランス”だからこその言い分だったのです。
水も電気もそれなりに安く豊富に使える日本に生まれ育った彼女には気が付けなかった”文化の違い”だったですね。
文化の違い? いつも夕飯はサラダだけって、いじわるですか?

イギリスで私がステイしたお家は、スコットランド系とアフリカ系イギリス人のお家でした。
私の家では夕食に毎日お肉が出ましたが、友人のステイ先では夕食は毎晩サラダのみ。
友人は、「自分は大事にされていない。ひどい家庭に当たってしまった」いつもこぼしていました。
その時は、クラスの友人たちみんなとホストチェンジしたほうがいいかもねと慰めていましたが、今になって思い当たることがあります。
イギリスは思いのほか移民が多く、出身によって夜は冷たいものしか出さない、または果物しか食べない習慣の家庭もありました。
まだ、若くて経験の浅い私たちはそんな余裕もなく、ついつい自分の育った環境と比べてしまいましたが、文化の違いを分かっていたら、ちょっと見方が変わっていたかもしれませんね。
もちろん、お腹が空くのはちょっと辛いですが、それも含めての文化交流で、ホームステイなのかなとも思います。また、違いを話し合うことで、解決も出来た様に思います。
文化の違い? バリアフリーでない街って、優しくないですか?

私がスペインに旅行に行った時、電車がホームからかなり高い位置にあり、その度重い荷物を持ち上げるのが負担でした。
なぜ、日本のように、人に合わせて同じ高さにしないのかな?と、疲れから苦々しく思っていました。
でも、その時によく見かけたのは、若者がお年寄りや女性に声をかけて、助けてあげる場面。
重い荷物をあげてあげたり、乗るのを助けてあげたり。
にっこりと感じよく。
日本は、街のバリアフリーがかなり進みましたが、スペインでは今だ進まない分、人が助けてくれる。
心のバリアフリーが進んでるんのかもと、ほっこり幸せな気分になりました。
【まとめ】嫌な事も別の視点で見ると、文化の違いが見えてきます。

「嫌だな、いじわるかな?」と感じる事でも、別の視点で見ると文化の違いがみえてきます。
海外に旅行やホームステイに行く時、いい事ばかりではなく、自分にとって、あまり良くないと感じる事も多々あります。
そんな時は、その国の文化(生活の背景)についてちょっと、考えてみませんか。
国同士の違いを感じるのも、文化交流。
嫌だなと感じる事でも考え方次第で、日本にいたら経験できない様な”お得な経験”に変わるかもしれません。
柔軟に、別の視点で見れば、そんな文化の違いが見えてくるかも!!
See you! またね。
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