【海外の文化】あなたのときめく物の適量はどのくらいですか?

ときめく物の適量は? 海外の文化

自分にとっての適切な物の量はどれくらいでしょう?

ここ数年は、ミニマリストが話題の日本ですが、最近、アメリカとフランスでは持っている服の平均数がかなり違うんだなと感じたので、それぞれの国の生活の背景を考えながらご紹介します。

kon mari “もっと”人生がときめく片付けの魔法〜

kon mari “もっと”人生がときめく片付けの魔法〜。日本人なら多分、一度は名前を聞いた事がありますよね。

アメリカでも、こんまりさんの本はとても人気があります。

こちらは、Netflixの新作、こんまり流お片付けのドキュメンタリーです。

出典:Netflix『Kon Mari~”もっと”人生がときめく片付けの魔法~』予告編

アメリカを舞台に、人生がこんがらがったり整理が出来ない人生を、こんまり流”ときめき”Sprking Joy)を使って、持ち物を片付け、住空間や職場を、自らの手でときめく環境に変えていきます。

片付けは、片付けという事象だけでなく、その人のこだわりや人生観まで映し出します

いままでおざなりにしていた自分にとっての大切なことが見えてきたり、自分や大切な人をを尊重してなかった事に気がついたりします。ずっと片付けが出来ないと思っていた事が、実は、ずっと整理できなかった心の問題が原因だったり、乗り越えなくてはならない問題が浮き彫りになり、涙を流してしまう場面もあります。ドキッとするけど素敵なドキュメンタリーです。

優しい佇まいのこんまりさんが、穏やかな語り口で、ビシビシと片付け指導していく姿は、ちょっと爽快で、可愛らしい服装も見どころかなと思います。

Netflixで2019年に公開された ~人生がときめく片付けの魔法~ に続いての、第2弾ですが、第1弾の自宅が家族間だけだったのに対し、2弾ではより広範囲に職場やショップ、教会などを片付けをすることで、仕事での人間関係も良くなります

私自身、若い頃に、こんまりさんの本を初めて手に取ってから、時々読み返して、自分の人生を持ち物と共に見直してきました。夫婦二人の生活から、子供が増えて、家を買って、ペットを飼って。仕事も変わりました。そんな、数々のターニングポイントを乗り越えてきた私にとっても、こんまりメソッドはなくてはならないものだったなぁと思います。

このドラマで、つくづく感じるのは、物に対する考え方、物の持ち方は国によってかなり違うという事。このドキュメンタリーの舞台は、アメリカですが、とにかく物が多い

整理前の物の多さはもちろん、整理後も、物や服の多さにちょっと驚きます。家や敷地が大きいアメリカならではだなと思います。

フランス人は10着しか服を持たない

一方、日本でベストセラーとなった書籍で、「フランス人は10着しか服を持たない」というタイトルの本があります。

たしかに、私のフランス人の友人は、服や物を厳選して持ち、あまり物を買わない気がします。

一度、気に入って買ったけど、ちょっとサイズが小さかったと彼女から譲って頂いたブーツは、とても履きやすくて良い物で、冬になると今でも愛用しています。

私は、youtubeで持ち物や服を紹介するミニマリストさんの動画をよくみますが、日本人の方の動画が多かったので、20着前後のシンプルなクローゼットに感心していました。

しかし、驚きの動画を見てしまいました。

先程の「フランス人は10着しか服を持たない」の本を、パリに住む日本人youtuberが検証する動画です。

出典:youtube アダムチャンネルより

動画では、本のタイトルを説明した後、あなたは洋服を何着もっていますか?と質問していきます。

その質問に、学生のパリジャンがじっくり考えて答えます。
私はあまり服を持ちません。5着前後だと思います。
どうしてそんなに服を持たないのですか?という質問に、
服は流行を追わず品質の良いものを買って、長持ちさせることを心がけています

パリジェンヌが答えます。冬服が7-8着、夏は10着くらいです。
パリは部屋がすごく狭いので、あまり服は持ちません。

会社員のカップルが言います。1シーズン5から10着前後ですね。買い物は経済的な事も考えて、古着屋とか”ボンコワン”で(個人で売買するアプリ で、日本で言うメルカリの様なものみたいです。)買います。

部屋が狭く、賃貸料が高めのパリにおいては、物をたくさん持つ事は快適ではないのですね。

それにしても、私にとってのフランス人はオシャレなイメージだったのですが、そんなに少ない服でもおしゃれが出来るなんてビックリです。コーディネートが上手ですよね。

あなたのときめく物の適量はどのくらいですか?

出典:pixabay

私も自分がときめく服や物を大切にしたいといつも思っているので、大切に管理出来る数の服しか持たないつもりですが、オシャレは好きです。

日本は四季のある国なので、季節感も大切にしたいと思います。
なかなかフランスの方の様に10着とは行きませんが、それも四季があり季節ごとの行事も大切にする日本人ならではなのかなと思います。

自分が何にときめくか、ちゃんと理解していれば、自分の物の適量がわかり、また仕事や人間関係、やりたい事など、多岐に渡り、自分が大切に感じる事がわかってくるのかなと思います。

持ち物を時々見直して、自分が本当にしたい事がブレないように、毎日を大切に過ごしたいと思います。

またね。

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