こんにちわ。
英語をはじめとする言葉と世界の文化が大好き。
息子たちが幼稚園の頃から、1日から1週間程度の短期ホームステイの受け入れを年に数回していました。
受け入れを始めたての時は、完璧を目指すあまりに準備も念入り。タイムスケジュールを書いたりして、今考えると気合が入りすぎていたなと思います。
私が日本代表として?ゲストを『おもてなし』するのだから、頑張らないとダメよね。そしてゲストには日本を好きになって欲しい!そんな気持ちが強かったんですね。
今なら分かります。
ゲストはありのままの日本の日常を経験したくてホームステイするのです。いつもの生活に少々の『おもてなし』の気持ちがあれば十分なのです。
そんな私が最初の頃にわからなくて調べたり、当時慣れていた友人に聞いたりした 5つのポイントについてまとめました。

無理し過ぎない、臨機応変な『おもてなし』をすればいいと思います。
では、詳しく説明していきます。
部屋は一部屋必要ですか? うちには余分な部屋がありません。

うちは狭いから、受け入れは出来ないよ。

お家を建てて、ホームステイ用のお部屋を用意したら、受け入れしようかな。
そんな事を思っている人いませんか?
実際に私の周りでも、そう思っている人が多いんです。
『環境が整ったらそのうち』って。
”いつか”なんてもったいない。”やりたい時が受け入れ時”です。
もちろん、受け入れによっては、条件が合わない事もあります。例えば、学生さんを長期で受け入れる場合は、遅くまで勉強する事もあるので、一部屋提供できる事が条件になっています。
でも、ワンナイトホームステイや数日間のホームステイだったら、一部屋なくても大丈夫です。
リビングにお布団を引いてあげたり、和室にみんなで川の字で寝るのも楽しいんです。

最初の頃は”川の字”受け入れをしていた私も、
広い家に引越ししてからは、受け入れるゲストの年齢によって、
和室を用意したり子供部屋を貸したり、と変化してきました。
お布団の準備はどうしますか? 新しく買わないとダメですか?

日本の和室に、お布団。。
外国の人が憧れるシチュエーションです。
でも、ベッドでも大丈夫です。
小さなゲストをお迎えした時は、子供部屋を一つ空けて子供のベッドに寝てもらいました。
(部屋の主であるうちの子には私の部屋に泊まってもらいました。)
お布団をお日様にちゃんと干して、シーツを清潔なものに変えれば問題ありません。
ただ年齢が子供でも背が大人並みに大きな子もいるので、調査票での身長は要確認ですよ。
大人の場合、一日二日なら家族は寝袋やソファで寝て、ゲストにはベッドやお布団を貸すというのもありかなと思います。
私はホームステイの受け入れを毎年数回していたので、ゲスト用のお布団を購入、屋根裏に保管しています。近くのニトリでかなりお安く手に入れました。
しかし、あまりお客さんが来ない場合は、余分なお布団はないというお家も多いかと思います。
そんな時は、貸布団という手もあります。
どこの貸し布団も購入とあまり金額が変わらないのが残念ですが、今は、空間の方が高い時代。買うより借りるのがいい場合もありますね。
お洗濯はしてあげた方がよいですか?

お洗濯は一泊の時は、特に声をかける事はしませんが、二泊以上の時は、

お洗濯物があれば洗ってあげるから、カゴに入れておいてね
と声をかけています。
数日間の観光後にホームステイがあるプログラムの場合、『自分たちでコインランドリーで洗濯してきました』という子もいて、お洗濯は必要ないよと断られる事もあります。
『洗わなくていいから、洗濯機を使わせて下さい』という人もいました。
色々なパターンがありますが、ホスト側から声をかけてあげた方がいいでしょう。
お風呂は朝か夜か?ゲストの希望はどう確認する?

初日にゲストの希望を確認しよう!
ご家庭の環境によるかと思いますが、うちでは『私たちは夜お風呂に入るのが習慣だけど、朝と夜どちらがいいですか?』と初日に確認します。
シャンプーやリンス、石鹸などは一応出しておきますが、ほとんどのゲストは自分のお気に入りを持ってきています。
余談ですが、海外のボディソープやシャンプーはとても香りが強くて、彼らがシャワーを浴びた後の浴室は、いい香りで一杯。なかなか消えません。
ゲストが帰った後、数日間残った香りがだんだん消えていくと、「帰っちゃったんだなぁ」としみじみ感じるのです。
温泉、スーパー銭湯など日本の大浴場の経験をしてもらおう
温泉や大浴場は日本の文化の一つです。
どうしても嫌だと言われれば仕方ないですが、行けばほとんどの人が『気持ちよかったです。』と素敵な顔をするので、私は二日目くらいには『大浴場に行ってみませんか?』と声をかけます。
外国の人には、人前で裸になる大浴場は日本文化の中でもかなり”難易度高め”です。でも、気に入ってくれたら、日本の好感度アップ。頑張る価値はありますよ。
さて、説得できてお風呂に連れて行く前に、一つやっておく事があります。
”お風呂に入るのは初めて”という人がほとんどですので、基本の入り方は先に説明しておきましょう。といっても、説明なんて難しいよという方向けには、各温泉が出しているマナーイラストを見せながら確認するのが間違いないと思います。
★くまモンの入浴マナー(『熊本銭湯』HPより)
★お風呂の気遣い(『愉湯・ゆーゆ』HPより)
テルマエロマエのマンガに憧れて日本に来たなんていう子もいます。そういう子は日本の大浴場に連れて行ってあげると、とても喜んでくれますよ。
テルマエロマエといえば、日本の入浴剤を入れるシーンがありましたが、みどりのバスクリンのあの香りがたまらなく癒されるというロシアの子もいました。色々です。
タトゥーで温泉や銭湯は入れる?
国によっては、タトゥー(入れ墨)をおしゃれの一つとして気軽に楽しんでいる所があります。
日本の様にタトゥーがあると、公共のお風呂やプール、海水浴場に入れないなんて事はない様です。
でも、ここは日本。タトゥーを入れたゲストが来た時には困ります。
タトゥーは、プールでも温泉でも禁止のところがほとんどです。

どうしても日本の銭湯に入りたいの!今回のステイの一つの目的なんですっ!
と言われて、銭湯に問い合わせをした事があります。
その時は一時的に肌色のテーピングで隠してくれれば大丈夫との事でしたので、肌色の幅広テーピングをホームセンターで購入して(薬局にもあります)彼女の綺麗な蝶のタトゥーを隠した事があります。
その時は、銭湯の許可が出たので無事に入れましたが、場所によってはダメかもしれません。
事前に確認が必要です。
朝ごはんは洋食がいい?和食がいい?

外国の人だから、和食を用意してあげたら喜ぶかな?食べ慣れたパンの方がいいのかな?
悩みどころです。
でも、日本の家庭の普段の姿を見たくてホームステイしているゲストなので、あまりかしこまらずに、できる範囲でおもてなし出来たらいいと思います。
私は、夜はご飯派ですが、朝は和食よりパンが好きです。なので、パン、オムレツとソーセージ、ヨーグルト、果物を出す事が多かったです。
パンは、ホームベーカリー※で朝焼いてもおいしいですが、ホットサンドメーカーでホットサンドを作るのもお手軽で豪華な朝ごはんになります。
(※一時期はまりました。焼きたては香りが最高ですよね(^^♪)
受け入れが数日あるなら、普段はパン食のお家でも、1回くらい和朝食を作ってあげると喜ばれます。
朝ごはんの話題は、「あなたの国の朝ごはんは?」が楽しいですね。
ゲストの国の朝食、いくつかご紹介します。
『お腹すかないの』っていうくらい軽い朝食もあってびっくりですが、朝は簡単に済ませる人が多かったです。忙しい毎日、どの国の日常もあまり変わらないのかもしれませんね。
ホームステイ(短期)受け入れ 準備に関する5つのポイントのまとめ

ホームステイの受け入れ、初めの頃はかなり緊張します。
少しでも、緊張を和らげるために”準備はしっかり!”と思いがちですが、慣れてくると『日常でいいんだな』とわかってきます。
それでも、準備をすることで安心感が生まれるのであれば、心置きなく準備してもいいと思いますよ。
楽しい受け入れになります様に。
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