MOS Excel試験ってどういう試験?
どのくらいの勉強で合格できるの?
どんな役に立つの?
そんな疑問を持っていたら、ぜひこの体験談を読んでみてください。
MOSExcel試験の勉強のコツから試験の方法、役に立つかどうかについて、実際に受験してみた私の経験で説明します。
MOSExcel試験 受験のきっかけは報奨金
年度末も差し迫ったある日のこと。
登録している某派遣会社から、資格試験を受験して合格すると、報奨金が出るという
ちょっと嬉しいメールが届きました。
派遣会社では、登録スタッフの為に、スキルアップの講座をいろいろ提供してくれます。
また、その派遣会社から就業していない場合でも、試験取得の応援をしてくれることがあります。
今回は、そんな自分が就業してない派遣会社さんの年末のキャンペーンでした。
とてもラッキーだったと思います。
MOS Excel試験ってどういう試験?

今回チャレンジした資格試験は、
Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト )
通称MOS試験。
Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookがありますが、私が受験したのはのはExcelです。
MOS試験のレベルは2種類
MOSのレベルは2種類です。
- スペシャリスト(一般レベル)
- エキスパート(上級レベル)
”FOB出版のよくわかるマスターシリーズ”のテキストによると、試験内容は以下の通りです。
★スペシャリスト(一般レベル)の試験内容
- ワークシートやブックの管理
- セルやセル範囲のデータの管理
- テーブルとテーブルのデータの管理
- 数式や関数を使用した演算の実行
- グラフの管理
★エキスパート(上級レベル)の試験内容
- ブックのオプションと設定の管理
- データの管理、書式設定
- 高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
- 高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理
今回は、対策機関も短いし、基本から抑えたほうが良いという判断で、スペシャリスト(一般レベル)を選びました。
MOS試験 受験の方法は2種類
受験方法は2種類です。
- 全国一斉試験
- 臨時試験
「全国一斉試験」は毎月1~2回、日曜日に実施されます。試験会場や試験時刻の指定はできません。公式サイトの申し込みフォームから、あるいは郵送での申し込みです。
「臨時試験」はほぼ毎日開催されます。試験認定されたパソコンスクールや専門学校で受験でき、最寄りの試験会場が選べます。申し込みは試験会場への直接申し込みとなります。
私は、合格を申請する締め切りが迫っており早めの受験が希望だった為、後者の「臨時試験」に申し込みをしました。
こういうチャレンジは久しぶりだったので、緊張する反面、なんだかワクワク。
普段から、仕事でEXCELは使いこなしているつもりでしたが、資格を取ることはあまり考えていなかったので、自分の実力を確認するよい機会でした。
MOS Excel試験 おすすめの問題集と勉強方法

最初に言ってしまうと、試験対策に費やした期間は2週間。運良く、土日が3回ありました。
効率的に勉強するため、まず最初にしたのは事前リサーチでした。
Youtuberたちのおすすめ 基本のテキスト
私が選んだテキストは、YOUTUBE動画で多くの方がおすすめしていた
「よくわかるマスター MOS Excel Expert 対策テキスト&問題集」
でした。このテキストは操作しながら内容を進めていく実践型で、構成が分かりやすく、楽しく勉強することが出来ました。
巻末にはCD-ROMが付録でついてきますが、私のPCにはCD/DVDドライブがありません。
でも、今はそういう人が多いのでしょう。
FOB出版のホームページからCD-ROMの内容(学習データと模擬試験)をダウンロードできて、無事に勉強を進めることができました。
MOS試験 学習は5つの出題範囲ごとに
習得項目の詳しい解説を読んで、5つの出題範囲ごとに順番に進めていきます。
- ワークシートやブックの管理
- セルやセル範囲のデータの管理
- テーブルとテーブルのデータの管理
- 数式や関数を使用した演算の実行
- グラフの管理
ダウンロードした学習データのLessonを順番に実践し、PCで動作を確認、解答と照合します。
自分のやり方は一旦横に置いて、ひたすらテキスト通りに、反射神経で出来るくらいまで何度も何度も繰り返します。
大切なのは、なんとなく独学で知っていた内容を、テキストが言う”正しいやり方”で、迷わずに実行出来るようになること。とにかく、一番正しいやり方、王道の解き方を覚えていきます。
最初は、メニューの場所もすぐには分からず、いろいろ開けて確かめる始末。
自分の不確かな知識にちょっとガッカリしたりして。。。
毎日毎日、会社から帰ると勉強、模擬試験もひたすらひたすら繰り返します。
MOS試験 受験の目安と合格率
どんな試験でも同じだと思いますが、当日は、環境が変わるので緊張してしまい、100%の力が出せないことも多いかと思います。
なので、確実に合格を狙うなら、自宅で9割以上の点数が確実に出るようになってからの受験をおすすめします。
正式には公開されていませんが、合格点は1000点満点で550点~850点の範囲が目安となります。合格点の目安に開きがあるのは、試験によって難易度が変わる為です。
そして、私は、自宅の模擬試験で1000点満点を繰り返し取れるくらいまでになり、いよいよ試験当日を迎えました。
MOS Excel試験 試験当日 試験の進み方

早めに向かった試験会場は、都内某所のパソコンスクール。
指定の待ち合わせ時間までロビーで座って待ちます。7ー8名の受験者さんが緊張の面持ちで集まってきました。
試験当日の流れ
- 注意事項の説明
- 私物をロッカーにしまう
- 席に案内される
- ログイン順に時間差で試験開始
- 終わったら手を挙げて合図する
- 試験管による終了手続き
- 試験結果レポートを渡される
時間になると、試験監督さんが前に立ち、試験の進め方、持ち物等の注意事項の説明をします。
その後、各自に割り当てられたロッカーに、筆記用具と時計以外の荷物をしまいます。
説明のあとはあまり時間がないので、トイレは事前に済ませるのが良いです。
そして、パソコンだけが置かれた席に一人一人座る様に指示があり、試験監督さんが順番にログインしてくれます。ログイン順に時間差で試験開始です。
緊張しながら、解き進めた問題は、毎日ひたすら解いていた馴染みのある問題ばかりで、思ったよりスラスラと最後まで解けてしまいました。テキストでほぼ100%出来るようになってから受験すると、当日も時間がかなり余ると思います。
見直しが終わったら、試験監督さんに手を挙げて終了をお知らせします。試験監督さんが試験終了の手続きをするのを待ってから部屋をでます。私は15分ほど早めに退出しました。
会場の外に出ると、既に印刷された試験結果レポートが渡されて、合否が分かります。合格しているとその後、証明書の送付についての説明があり、試験終了です。
試験結果レポート
試験結果レポートには、以下の情報が記載されています。
- 受験者情報
- 試験科目および受験日
- 最低合格点とあなたの点数
- セクション分析(試験内容毎の達成率)
※ワークシートやブックの管理
セルやセル範囲のデータの管理
テーブルとテーブルのデータの管理
数式や関数を使用した演算の実行
グラフの管理
の5つのセクションのこと - 結果(合格/不合格)
残念ながら、点数的には100点には数点届きませんでしたが(本当はかなり悔しい←負けず嫌いなんです)、納得の点数での合格で、ほっとしました。
MOS Excel試験を取得してみて感じたこと

立体的な勉強方法で身に付きやすい
テキストをただ読んで解くのではなく、PCで実際に動作を確認しながら進めることができました。
また、スマホやタブレットでダウンロードした解答動画を見られるので、隙間時間にも確認ができます。
それから、たくさんのYOUTUBER先生が動画で情報をくれたことが意外と役に立ちました。無料で情報がもらえるなんて、いい時代になりました。
そういえば、下の息子が大学受験の勉強していた時、テキストでコツコツ勉強するだけでなく、無料のYOUTUBEや有料の動画を使い、楽しく進めていました。
今は、テキストで勉強する静的な方法だけでなく、動画や音声で立体的に勉強できるんだなと、カルチャーショックを軽く受け、彼に”今どきだね”と言ったのを思いだしました。
”できます”のレベルから ”得意”のレベルへステップアップ
正しいやり方で、瞬時に分かる技術を身につけたことで、
『EXCELができます』のレベルから、『EXCELが得意です』にレベルアップできました。
仕事で質問されても、自信をもって調べることなく即答できるようになり、自分でもよかったと思います。
人によっては、この程度の資格試験はたいして役に立たないのではという人もいますが、私は受けて良かったと思います。
今回の受験きっかけは報奨金目当てでしたが、本当のご褒美は確実になった技術と自信だったなと改めて思いました。
後日、派遣会社に合格を報告、報奨金でおいしいケーキを食べました。次のチャレンジも頑張るぞ!
またね。
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