16歳で東大に合格、現在はAI研究者として活躍されている、天才博士”カリスさん”の動画を見ました。
カリスさんは韓国出身なのですが、英語は言うまでもなく、日本語もとても流暢に話します。
今回は、そのカリスさんがご自分の経験から発見したという”2つの事を意識するだけで日本人の英語が伝わる英語になる方法”について、ご紹介します。
通じる英語を話す為に留学生たちが行う方法

私の周りで留学生たちが、なかなか自分の英語が通じない留学初期の頃に、共通して試してみる方法があります。
相手の言葉を丸ごとまねるのです。
シャドーイングとも似ていますが、どちらかというと、赤ちゃんが話せるようになる過程で、周りの大人の言葉を真似して、それらしい音から、だんだん言葉になっていく方法と似ています。
はじめは、音の抑揚しかまねることが出来なくても、だんだんちゃんと言えるようになります。
周りの人の話す言葉を”らしさ”から習得して、文章丸ごとを手に入れます。
そして、そんな方法で丸ごと言えるようになった文章は、聞き取りも出来るようになるのです。
そんな方法を裏付けているかのような、カリスさんの方法にとても共感しました。
天才カリスさんの考える”日本人の英語が通じる2つのポイント”

優秀で努力家のカリスさんは、16歳で東大に合格しています。
彼にとっては東大はコンビニにお茶を買いに行くようなものだったといっており、その優秀さがわかります。
そんな優秀で努力家のカリスさんだったからこそ、英語も流暢にはなせるんじゃない?普通の人には簡単にはいかないよと、思うかもしれません。
ですが、彼曰く”どの日本人でも2つの事を意識するだけで、世界に通じる英語を話せるようになる”のだと、彼なりの発見をとても分かりやすい言葉で説明しています。
ポイント1:通じる英語に大事なのは英語の発声方法だった

世界には様々な英語があります。
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア、カナダ、フィリピン、インドの英語。
様々な発音の特徴を持つそれぞれの英語ですが、発音が違うのになぜ通じ合っているのでしょう?
カリスさんは言います。
発音が違っていても発声が同じだから通じるのです。
どういう事でしょうか?
発声を波形で表す音波計で見ると、どの英語の文章も波形はほぼ同じになります。
アメリカ英語もイギリス英語も発音はそれぞれ異なりますが、文章で発声した時の発声の強弱は同じなのですね。
地域によって発音が違っても、抑揚や強弱が同じなら(同じ波形なら)同じことを言っているんだなと認識できるのです。
また、日本人の発声の特徴は”単語と単語の間に一定の間(ま)がある、そしてブツブツ途切れる発声”です。
なので日本人の話す英語も同じような発声になってしまい、英語としては聞き取りらづい発声となってしまいます。
それを直すには、”ん-ーーー”という途切れない音の上に発声を乗せて話します。
カリスさんが言う英語で大事な順番は、発声→発音→文法だそうです。
言葉の発達の途中、まだはっきりと発音できない小さな子が、大人の言葉をまねて話す音は、発音ははっきりと言えてはいません。
でも、全体の発声は大人の話す言葉の波形と一緒なのです。
波の形が同じ為、同じことを言っているんだなと、同じ言葉なんだなと大人は認識することができるのです。
発音が未熟でも、発声が同じ波形なら通じるのです。
留学生たちが子供の様に現地の言葉を真似することで、らしさ=抑揚や強弱から会話をつかむことは、カリスさんの方法と同じだと思います。
ポイント2:日本人の話す英語が通じるコツは低く発声することだった

日本語は口先で調音するので高い発声となりますが、英語は喉の奥で発声するので、比較的低い発声となります。
英語の話者にとって、日本人のキンキンした低い声は聞きづらいようです。
これは、声を出してみるとわかります。
高い声と低い声の両方で、以下の英語の文章を言ってみてください。
どういうことかが分かると思います。
I’m a student.
でも、分からなくても大丈夫です。
要は”いつもより少し低い声で発声してみる”だけです。
日本人の英語が世界で通じる2つのポイントのまとめ

日本人の英語は、世界でなかなか通じないと言われています。
でも、英語に共通しているある2点を意識して英語を話せば、世界に通用する英語が話せるようになります。
- 英語を話すときは、音を途切れないように、ネイティブ英語の抑揚をまねてみる。
- 発声を少し低めに(喉の奥から発生するように)してみる。
以上の2点を意識して話ができれば、誰にでも通じる英語が話せます。
私も、文法はちゃんとした英語を話しているつもりなのに、通じないという事が学生の時にありました。当時は、どうすれば英語らしく発音できるのかわからず、また、イギリス英語を練習するかアメリカ英語を習ったほうがいいのか悩んだ時期もありました。
でも、今なら分かります。
どちらの英語でも、なんなら日本人の英語でも、発声が英語なら通じるんだなと。
誰でも、すぐできる方法だと思いますので、ぜひやってみてくださいね。
See you
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