- 英語が得意になりたい(出来るって言いたい)
- 話せるようになりたい(話せるって言いたい)
- 仕事で英語を使いこなしたい(認められたい)
そう思いながら、なかなかそのレベルに到達出来なくて苦しんでいませんか?
そんな悩みを解決する糸口を、私の経験を交えてお伝えします。
日本人は中学生の時から(最近では小学生から)、英語を勉強しているのに、話せる人が少ないと思います。そして、出来るようになりたくて勉強をしているのにどうして上達しないんだろうと悩んでいる日本人がとても多い様に感じます。
結論から言うと、
英語を話したい、使いこなしたい人は、まずはっきりとした目的、最終目標をきちんと決めてから、必要な勉強だけに絞って始めるのが成功の秘訣です。
- あなたは英語を使って何がしたいのですか?
- それはどんなレベルですか?
- あなたがやっている勉強方法でそれが実現できるのですか?
長く勉強しているのに、英語が出来ない、話せない

英語をずっと学んでいながら、
英語が出来ます!
話せます!
と言えない日本人がとても多いですよね。
私も、そういう悩みをずっと持っていました。
中学生で初めて英語を習い始めてからは英語にはまり、それこそ集団レッスン、個人レッスン、CD付きの高い教材を買ったり、かなりの努力をしてきました。お金もたくさん使いました。
しかし、なかなか私は英語が話せます、得意ですと言える様にはなりません。
頭が悪いのでしょうか?
努力がまだまだ足りない?
極端な例ですが、私の友人に、英語が得意になりたくて勉強して勉強して、自信を付けるために英検一級を取った人がいます。でも、自分の周りにいる英語が上手な人たちのレベルには到達できていないと感じて(実際その様です)まだ英語が出来る自信がありません。
どうしてしょうか?
私の勉強も彼女の勉強も、勉強する目的に沿った勉強を選択していなかった為、範囲が広すぎてその目的が達成できていなかったのです。
英語を勉強する目的

現在、英語の学習をしている人に、学習している理由、もしくは学習しようと思った理由を聞いたあるアンケートの結果があります。
「海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取りたいから(70.8%)」が最も多く、
「キャリアアップ・転職活動のため(55.2%)」
「国内で訪日外国人の方とコミュニケーションを取りたいから(49.0%)」という回答が続きます。
このような、目的を達成するためにはどのような勉強をしたらよいのでしょうか?
資格試験を取ればいい?
英会話学校に通えばいい?
高みを目指して高度な単語や文章を勉強しても、目標にかなった勉強から外れていれば、結果は伴いません。
私たち日本人は、日本語を話しますが、高度な専門用語を使った話は、なかなかついてはいけません。
普段から日本語の会話には困らないうちの子供達が、小さい頃に、難しい特集のTVを見て、理解できず、よく質問責めにされました。(いまでは、二人とも大学生で、立場が逆転。わたしが質問する側です(汗))
英語も同じで、全ての範囲で得意にしようなんて無理なのです。
私はホームステイの受け入れが趣味で、自分でも海外にホームステイに行きますが、その時に使う英語は、彼らの目を見て気持ちを汲み取ろうとしているせいか、範囲の狭い生活用語だけでも、ほとんどコミュニケーションで困る事はありません。
翻訳者の方のブログで読んだ内容です。「翻訳の世界では特に新しい言葉が次々と出てくるので、通訳のお仕事は常に勉強の日々で終わりがない」「口語表現や新たな表現がたくさん出てきます。ことばというのは『イキモノ』であることを改めて感じる」と文章中でおっしゃっていました。
英語のプロである翻訳者の方でも、英語の勉強には終わりがないのですから、広すぎる範囲で完璧を目指したら、それこそ終わりは見えませんよね。
目的に合った勉強方法の例

それでは、目的に合った勉強法とはどんな方法でしょうか。
ソフトバンクの孫正義氏の元社長室長だった三木雄信さんは、就任当初、英語がほとんど話せなかった様ですが、交渉に負けない英語力をつけるべく、超多忙の中、たった1年でビジネスの交渉で使う英語を習得したそうです。
時間がない中彼がとった最強の勉強法、それは
- ボキャブラリーは必要最低限で、仕事に必要な単語を集中して覚える。
- 聞く、話すスキルの向上に重点を置く
- きれいな発音、正しい文法にはこだわらない。
でした。
範囲を区切った最短最速の戦略を立てたのですね。
そして、三木さん曰く、ビジネスにおいては右に出る者がいない孫さんの英語は、シンプルな単語でシンプルな表現、発音もジャパニーズイングリッシュだそうです。ゆっくり話すので聞き取りやすいとのこと。ビジネスの場で伝えたい事をわかりやすく簡単に伝える、それが一番の目的で、大切なことだと言うことですね。
目的に沿った勉強範囲を決めよう

あなたが英語を勉強する目的はなんですか?
その勉強法でその目的が達成できますか?
目的によって、使う単語も文章もレベルも異なります。
海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取りたいからという人は、旅行に特化したテキストやYOUTUBEを使って、あなたが出会うであろう場面で使う英語を勉強してください。
キャリアアップ・転職活動のためという人は、見える結果が大事なので、必要なレベルの資格試験を取得するための英語を勉強しましょう。
実際にビジネスの現場で英語を使用するという方は、先ほどの三木さんの様に、使うであろう場面に特化した範囲のビジネス英語を勉強しましょう。
私の様に、国内で訪日外国人の方とコミュニケーションを取りたいからという人は、日常で普段使う会話や単語を多く知ることが大切です。
どうでしょうか?
英語と一口に言っても、英語にはいろいろな種類があって、目的を間違えると達成に時間がかかるどころか達成できない場合もあります。
英語を勉強しているのに、なかなか出来るようにならないという時は、一旦立ち止まって、目的と方法について確認してみてはいかがでしょうか?
これは、英語に限らず、どんな勉強にも言えることだと思います。
目的に合った最小限の努力で、楽しく、最大限の結果を出していきましょう。
英語に限らず、語学が好きで一生付き合っていきたいなと思っている私が考える習得の考え方、お役に立てましたか?
またね。
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